正しい歯並びとは、歯がきれいに並んで咬み合っているだけでなく、それに正しい機能が伴っていることが重要です。こちらでは当院での治療例をご紹介します。
混合歯列期・空隙歯列 【当院での治療例】
治療前
治療後
上の前歯の隙間が気になる見栄えを気にし始める年頃の女の子です。本来なら自然と前歯の隙間は閉じていくものですが、上唇小帯というヒダが邪魔をして閉じません。そのためヒダに切れ目を入れて、少し隙間を閉じるような矯正力を加えると、すぐにきれいになりました。あまりにも短期間に改善したので喜ばれるのと同時に驚かれてもいました。
混合歯列期・開咬 【当院での治療例】
治療前
治療後
患者様自身も歯並びが悪いことは自覚され、前でかめないような状態でいいのか心配されて、来院されました。この歯並びである開咬には色々な問題がありますが、奥歯のみに負担がかかって、将来的に歯を失いやすいというのが一番のトラブルです。すぐに矯正治療の決心をされて、歯並びを改善しました。歯並びが良くなったことはもちろんのこと、奥歯への負担も少なくなりアゴもなんか楽になったと喜ばれています。
永久歯列期・上顎前突 【当院での治療例】
治療前
治療後
治療前
治療後
歯が前に出ていて、口元が気になるという悩みを長年抱えられていた患者様です。横から見たらよくわかるのですが、 かなり上の前歯が前に出ています。後ろに引っ込めたらいいのですが、アゴの大きさの問題もあり、引っ込めるに引っ込められません。
そのため上の前から4番目の歯を抜き、さらに治療期間短縮のためにアンカースクリューを用いて、前歯を後ろに引っ張りました。そうすることでご覧の通り、きれいでスッキリをした口元になりとても喜ばれています。治療計画の段階では、抜歯やアンカースクリューを怖がられて尻込みされていましたが、思い切って決心されました。そして実際にされてみると痛みも少なく、思っていたほど大した処置ではなかったとのこと。とても良い治療結果になりました。
永久歯列期・叢生 【当院での治療例】
治療前
治療後
男性の患者様で、社会的地位のある立派な方です。ただ責任のある役職になればなるほど人前で話すことも多くなり、 それに伴ってますます自分の歯並びのこと、また相手にどう思われるか気にし始めたとの事でした。
そのコンプレックスを取り除くために矯正治療を希望されてきました。いくつか治療の面で困難な箇所もありましたが、早く歯並びを治したいという患者様自身の強い目的もあったため、治療には非常に協力的でした。そのため短期間で治療は完了し、大変喜ばれていました。今でも定期的にチェックを受けられていますが後戻りもなく良好で、お仕事の方も大変ご活躍されているそうです。
永久歯列期・鋏状(はさみじょう)咬合 【当院での治療例】
治療前
治療後
前歯の歯並びとともに、一番奥の歯が横に向いていることを気にされて、矯正相談に来られました。 写真のとおり前歯のでこぼことともに、奥歯同士すれ違っている鋏状咬合が認められます。
鋏状咬合を治療しなかった場合、今後歯を失うリスクがかなり高くなること、顎関節への悪影響が出ることを説明しました。やはり将来的なことを重視されて、矯正治療の決断をされました。その結果は写真の通り、何の問題もないきれいな歯並びになりました。あのまま悪い咬み合わせのままだったら、将来歯をなくして困るとこだった、決心させてくれてありがとうと感謝されています。
補綴前矯正 【当院での治療例】
治療前
治療後
この患者様は、ちょっと大げさな様ですが、人前で笑ったことがないという成人の方です。もちろん原因は歯並びのせいで、 人前でも笑えるようになりたいとのことでした。
叢生と反対咬合であるとともに、軽度から中等度の歯周病も伴っていらっしゃいました。歯並び自体は問題なく治りますが、矯正治療が終了してもまた元の位置に戻る「後戻り」に対する対策が、歯周病のために通常より必要なケースです。そのため、歯並びをきれいにした後、ブリッジ(つながった被せ物)にて保定をしています。もちろん患者様は人前で笑えるようになりました。